■民進党は呉幹事長が24日に渡米し、米国有力者と会見
はやくも台湾政局、大きな流れが動き始めた。
次期総統に当選した蔡英文(民進党党首)は18日、台湾を訪問中の米国特使団に接見した。
そして民進党は対米関係を外交上もっとも重視する立場から、幹事長のジョセフ呉を来週、1月24日に渡米させ、ワシントン政界の有力者を訪問するほか、有力なシンクタンクで講演をおこなう。
他方、台湾独立は民意によるとする新政権は、あくまで「現状維持」を訴え続けるだろうが、民進党支持者の多くは『台湾独立』を望んでいる。
5月20日に行われる総統就任式で、そうした方向性が打ち出されるが、民進党内に、「政権引き継ぎチーム」も発足する。
こうした台湾の動きを読み取った上で、人民日報系の「環球時報」は社説(1月18日)で、「たとえ台湾の民意がそうだからといって、直ちにポピュリズムに走るのは危険である」としつつ「民意というのならば、13億中国国民の民意を勘案するべきだ」と頓珍漢なことを述べている。
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