20326 日経平均株価 800円以上下落   古沢襄

■2月12日 11時20分
 

12日の東京株式市場は、世界経済の先行きへの懸念を背景に外国為替市場で円高が進んだことなどを受けて全面安の展開となり、日経平均株価は800円以上値下がりしました。

■麻生財務相 円高の動きけん制
 

麻生副総理兼財務大臣は外国為替市場で円高ドル安が急激に進んでいることについて閣議の後の記者会見で「かなり荒い値動きがみられる」としたうえで「必要に応じて適切に対応していく」と述べ、円高の動きをけん制しました。

外国為替市場では、11日のロンドン市場で円相場が一時、1ドル=110円台まで値上がりするなど円高ドル安が急激に進んでいます。

これについて麻生副総理兼財務大臣は、閣議のあとの記者会見で「世界的にリスク回避の動きが金融市場で広がっているが、日本経済の実態はきわめてしっかりしていて、市場の心理は悲観的すぎる。政府としては市場動向に右往左往することはない」と述べました。

そのうえで麻生副総理は「急激な為替の変動は望ましくない。かなり荒い値動きが見られるが引き続き動向を緊張感を持って注視すると同時に必要に応じて適切に対応していく」と述べ、円高の動きをけん制しました。

そして、今月下旬に中国・上海で開かれる先進国と新興国によるG20財務相・中央銀行総裁会議で、金融市場の動向を踏まえた政策協調について検討を進める考えを示しました。
 

一方、円高に歯止めをかけるため円を売ってドルを買う市場介入を検討するかどうかという問いに対し、麻生副総理は「コメントすることはない」と述べました。(NHK)

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