■韓国情報機関が与党の緊急安保状況点検協議会で伝える
3月7日~4月30日に実施予定の米韓合同軍事演習に韓国軍が例年の約1・5倍に当たる約29万人を、米軍が同2倍の約1万5千人を参加させると明らかにしているから、北朝鮮が対韓テロを予告したのは一種の威嚇行動なのであろう。
テロを実行すれば朝鮮半島情勢は一気に緊迫化する。局地戦とはいえ米韓両国軍を相手に北朝鮮が軍事的勝利する可能性は絶無。
むしろ北朝鮮は4回目核実験をして緊張感を高める策に出るのではないか。もっとも”ならずもの国家”のことだから、なにをしでかすか軽々に判断はできない。
■【ソウル聯合ニュース】情報機関、国家情報院をはじめとする韓国政府当局は18日、与党との緊急安保状況点検協議会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が最近、対韓国テロのための能力結集を指示し、対韓国・海外工作総括機関である偵察総局がこれを準備しているとの見方を示した。国会情報委員会の与党セヌリ党幹事を務める李チョル雨(イ・チョルウ)議員が伝えた。
李議員は協議会後に行われた記者会見で、北朝鮮が韓国政府関係者や北朝鮮脱出住民(脱北者)に対する毒劇物攻撃や拉致などのテロ行為を敢行する恐れがあり、韓国情報当局が関連情報を収集しているとの報告があったと説明した。
また、「地下鉄やショッピングモールなどの複合施設、公共インフラなどがテロのターゲットになる恐れがある」と指摘した。
一方、李議員は政府が同協議会で北朝鮮の4回目核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射について、5月初めに予定されている朝鮮労働党第7回大会を意識したものであると判断していると報告したと伝えた。(韓国・聯合ニュース)
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