■中ロの反発必至
【ソウル時事】韓国国防省は4日、地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍配備に向けた米韓の公式協議を同日午後にソウルで開始することを明らかにした。中国とロシアの反発は必至だ。
協議では、配備地の選定、環境への影響や費用の問題などを扱う。国防省は「在韓米軍が運用するTHAADは、北朝鮮の増大する核・ミサイルの脅威から韓国を防衛するのに寄与する」と強調。北朝鮮の短・中距離ミサイルの迎撃用と説明しているが、中ロは自国をけん制するために利用されかねないとして反対してきた。
米韓は、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した2月7日に公式協議開始の方針を発表した。韓国国防省は、協議入りが延び延びになったのは実務的な問題が原因と説明しているが、北朝鮮の核実験、長距離弾道ミサイル発射を受けた国連安保理の制裁決議で中国の協力を取り付けるため、先送りしたとの見方も出ていた。(時事)
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