■Rの字がつかない月には牡蠣を食べるな、だと!
変な表題とは承知している。
タマネギは細かく刻んで、同じように刻んだトマトに合わせて酢で頂く。日本ネギは水戸納豆に欠かせない。
ニラは好物。茨城産のニラは全国三位。ここにきてニンニクを多用している。支那ナベに刻んだニンニクをいれてカリッと炒め、そこにアサリをいれて即席のボンゴレを作る。
今朝もアサリのボンゴレ・スパゲッテイ。いずれも私の好物である。
とはいうもののタマネギ、日本ネギ、ニラ、ニンニクは主菜ではない。やはり塩コショウで味付けした鶏肉にタマネギをいれてサッと炒めたものがいい。この料理は仙台の小さな店で覚えた。
仙台といえば牡蠣の産地。父の実母、私にとっては祖母なのだが、古沢家は牡蠣を食べてはいけないと禁じられた。
朝鮮から帰国した祖母の兄が、広島の牡蠣中毒で頓死している。大腸カタルだったという。だからといって、牡蠣を禁じられては人生の楽しみがひとつ失われる。
仙台ではご禁制を破って酢牡蠣を週に二回は食べた。牡蠣鍋も好物。少年時代を過ごした信州・上田で牡蠣を食べた記憶はない。牡蠣は山のものでもなければ、川のものでもない。私も仙台で牡蠣を覚えた。
Rの字がつかない月は牡蠣を食べない方がいい、という。5月=May、6月=June、7月=July、8月=Augustのことである。欧米の迷信だろうと無視することにしている。
それが証拠にはRの字がつかない月でもスーパーで牡蠣を堂々と売っている。
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