20493 キャサリン王妃がお茶を流行らせた   古沢襄

イギリスで紅茶が流行ったのは、ポルトガルのブラガンサ公・ジョアン四世の娘が、イギリス王・チャールズ二世と結婚したことによる。

王女の名はブラガンサのキャサリン。キャサリン王妃はイギリス宮廷に飲茶の習慣を流行らせた。

キャサリンは飲茶の習慣をイギリスに持ち込んだだけでなく、その茶を優美な服をまとい、華やかな雰囲気で飲むことを流行らせた。”茶会服”はいまでも世界の共通語。

皇后が茶を飲めば、貴族の奥方・淑女も飲む。やがて庶民の間でも飲茶の習慣が広まったと考えられる。

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