外国為替市場では、10日、ヨーロッパ中央銀行による追加の金融緩和が予想を上回る大規模なものだという受け止めが広がり、ユーロが主要通貨に対して売られています。
このうち、円に対しては、金融政策が発表された直後におよそ1円値下がりし、1ユーロ=123円台半ばをつけました。ユーロはドルに対しても売られ、ユーロ安ドル高が進んでいます。
また、ヨーロッパの主な株式市場では、追加の金融緩和を受けて株価が値上がりしていて、一時、イタリアのミラノ市場では、株価指数が前の日と比べて4%を超える上昇となったのをはじめ、スペインのマドリード市場で3%以上、ドイツやフランスの市場でも2%以上、それぞれ上昇しました。
市場関係者は「ヨーロッパ中央銀行が今回の理事会で追加の金融緩和に踏み切ることは予想されていたが、ゼロ金利政策の導入は予想されていなかった。また、量的緩和の規模の拡大も予想を超えた大幅なものだったことから、市場は好意的に受け止めている」と話しています。
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