■空自岐阜基地で初の報道公開、離島防衛などで活躍期待
航空自衛隊は15日、岐阜県各務原市の空自岐阜基地で、試験飛行中の次期輸送機(XC2)の内部を初めて報道公開した。平成28年度末までに3機を鳥取県の空自美保基地に配備し、30年度までに8機体制とする。
全長は、現行のC1輸送機を15メートル上回る44メートルで、自衛隊最大の輸送機。航続距離は約6500キロ、搭載量は約30トンでいずれもC1の4倍近くに向上する。南西諸島の離島防衛や海外での大規模災害援助などで使用が想定されている。1機あたり約230億円。
機内はクリーム色の内装用シートで覆われ、C1に比べ広々としている。離着陸する様子も公開、同機は轟音(ごうおん)を響かせていた。
XC2は、C1の後継として平成13年度に開発が始まった。試験飛行中に機体の貨物扉が脱落するなどの不具合が起きたため、当初計画から5年遅れでの配備を目指している。
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