防衛省は、女性の活躍の場を広げるとして、新たに対戦車ヘリコプターの乗員やミサイル艇の乗組員などにも女性自衛官を登用することを決めました。
防衛省は、体への負担が大きいとか、プライバシーの確保が難しいといった理由で、一部の部隊や任務について女性の登用を制限しています。
しかし、去年、航空自衛隊が女性の活躍の場を広げるとして、戦闘機のパイロットへの女性の登用を認めたのに続き、陸上自衛隊と海上自衛隊も15日に女性自衛官の配置先を拡大することを決めました。
このうち陸上自衛隊は、対戦車ヘリコプターの乗員や化学防護隊の隊員として、海上自衛隊は、ミサイル艇や掃海艦の乗組員、それに不審船対策などが任務の特別警備隊の隊員として、女性自衛官を新たに登用するとしています。
今後、各部隊の希望を基に配置先を決め、必要な訓練を行ったうえで、早ければ2年後から3年後に女性自衛官を現場に配置するとしています。
一方、潜水艦など一部の部隊は、今後も男性自衛官に限定するということです。
防衛省は、登用の拡大とともに女性の採用も増やす方針で、現在およそ1万3000人の女性自衛官を、14年後の2030年には2万人に増やしたいとしています。
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