20555 違法操業の中国漁船、沿岸警備隊の発砲受け沈没   読売新聞

【リオデジャネイロ=吉田健一、北京=蒔田一彦】南米アルゼンチンの沿岸警備隊は15日、同国南部の排他的経済水域(EEZ)で違法操業をしていた中国漁船に発砲し、漁船は沈没したと発表した。
  
 
漁船には三十数人が乗っていたが、沿岸警備隊や近くにいたほかの中国漁船が救助し、死者は出なかった。アルゼンチンメディアは複数の乗組員が逮捕されたと伝えた。

沿岸警備隊は14日、同水域内で中国漁船を発見。無線で停船を呼びかけるとともに警告射撃を行ったが、逃走しようとする漁船が警備隊の船に体当たりしようとしたため、漁船を狙って発砲。船体にあいた穴から海水が入り、漁船は沈没した。

中国外務省の陸慷ルーカン報道局長は16日、漁船沈没について、「アルゼンチン大使館に対して重大な懸念を示した」とのコメントを発表した。中国漁船が違法操業だったかどうかや、警備隊の船に体当たりしようとしたことには触れず、アルゼンチン側に対し「再発を防ぐ措置を取る」ことなどを要求した。

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