■趙教授は天安門民主化運動からの転向組
日本のマスコミにでも活躍し、中国論を展開してきた趙宏偉(法政大学教授)が春期休暇を利用して中国に帰国、予定日になったも日本に戻らないため家族から大学に連絡があったことが判明した。
法政大学によると趙教授は2月27日から3月1日までの予定で帰国を申請していたが、帰国予定日から二週間過ぎても戻らず、失踪の疑いが濃くなった。
一昨年には東洋学園大学の某教授が失踪し、半年間「当局に拘束」された事件があったが、同教授は帰国後も、何があったかを一切語らずにいる。
趙宏偉は吉林大学出身で「中国政治史」を専攻し、著作に『中国の重層集権体制と経済発展』、(東京大学出版会)、『膨張する中国 呑み込まれる日本』(講談社)などの本がある。
天安門事件のときは民主化運動支援組だったが、いつのまにか転向し、中国は共産党でなければ納まらないと主張するようになった。
じつは筆者もかなり以前だが雑誌の企画で、趙教授と対談したことがあり、転向の経緯を質したが、曖昧な回答だった。
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>
コメント