北朝鮮軍はキム・ジョンウン(金正恩)第1書記の立ち会いの下、韓国への上陸などを想定した大規模な演習を実施し、アメリカ軍と韓国軍が合同軍事演習で行っている北朝鮮内陸部への進撃を目指す上陸訓練に対抗するねらいがあるとみられます。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは20日、キム・ジョンウン第1書記の立ち会いの下、陸海空3軍が合同で、韓国への上陸と、敵の上陸に対する防御を想定した大規模な演習を実施したと伝えました。
放送された多数の写真には、ホバークラフト型の高速揚陸艇や艦船を使って兵士や戦車などが浜辺に上陸したり、海岸に向かって次々とロケット弾を撃ち込んだりする様子や、勢ぞろいした軍の幹部に対して指示を出すキム第1書記の姿などが写っています。
今回の演習には、アメリカ軍と韓国軍が今月7日からの合同軍事演習で行っている、北朝鮮内陸部への進撃を目指す海兵隊の上陸訓練に対抗するねらいがあるとみられます。
北朝鮮は今月に入って、短距離や中距離の弾道ミサイルなどを日本海に向けて相次いで発射したほか、キム第1書記が近い時期に核弾頭の爆発実験などを行うための準備を指示したことを明らかにしていて、関係国は、北朝鮮によるさらなる挑発に備えて監視と警戒を強めています。
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