■鉄鋼、石炭城下町は失業者に溢れ、不穏な空間が漂う
全人代で報告されたゾンビ企業処理とは、鉄鋼、石炭、アルミ、板ガラスなど不況入りの産業を再編と人員整理の効率化だった。
解雇もさりながら、賃金が支払われていない国有企業がやまのように出た。各地で大規模な労働争議が発生し、暴力沙汰が続き、警官隊が導入されても引き上げず、流血の衝突を繰り返している。
3月初旬から黒竜江省の双?市で発生している抗議行動の暴力化は、ついに警官隊と衝突となり数十名が負傷した。この街は「双?鉱業集団」の城下町。鉄鋼不況のあおりで、労働者への賃金支払いが遅れに遅れており、会社に対する抗議のスローガンはいつしか「政府は不払い賃金を補填せよ」という訴えに変わった。
鞍山鉱山では16万人の従業員を10万人に削減することが発表され、首切りをおそれる労働者が抗議デモを開始し、警官隊との衝突を繰り返した。東北三省の全域は石炭、鉄鋼が主力産業であり、たとえば阜新など各都市で同様な、悲壮ともいえる風景が繰り返されている。多くは旧満州時代、日本が開発した炭鉱町でもある。
断末魔が近い?
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