【ソウル＝宮崎健雄】朝鮮中央通信は２５日、北朝鮮軍の長距離砲前線部隊が、韓国大統領府などを狙った集中火力攻撃演習を行ったと報じた。
４月末までの予定で実施されている米韓合同軍事演習をけん制するほか、５月の朝鮮労働党大会に向けて、国威を発揚する狙いがあるとみられる。
同通信は演習が「ソウルを火の海にするため、百数十の長距離砲が参加し、史上最大規模で行われた」と報じた。
視察した金正恩キムジョンウン第１書記は「攻撃命令があればソウルの統治機関を無慈悲に破壊して進軍し、祖国統一を遂げなければならない」と強調したという。
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