■防衛研「東アジア戦略概観2016」を公表
防衛省防衛研究所は25日、東アジア地域の安全保障・軍事情勢を分析した年次報告書「東アジア戦略概観2016」を公表した。
北朝鮮の核兵器について、「すでに小型化、弾頭化の実現に至っている可能性がある」と強い懸念を示した。
北朝鮮の核ミサイルに関しては、専門家の間で実戦配備は「まだ先」との見方もあるが、報告書では、核弾頭を搭載可能な潜水艦発射弾道ミサイルが配備されれば、北朝鮮の核戦力が維持される可能性が「一層高まる」と警告した。
金正恩キムジョンウン第1書記の体制については、「粛清による恐怖政治と独裁体制が強化されつつある」と分析している。
報告書では、イスラム過激派組織「イスラム国」を独立した章として初めて取り上げた。
「イスラム国」について「日本敵視を続けている」とし、邦人を標的としたテロ行為が「今後起きる可能性は否定できない」と警告した。
また、「中東に滞在する東アジア諸国の人々や在外公館へのテロ、(イスラム国による)外国人戦闘員の勧誘などを通じて、日本を含む東アジアの安全保障も脅かしている」とも指摘した
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