民進党の岡田代表は結党大会のあと記者会見し、来月行われる2つの衆議院の補欠選挙について、「しっかり結果を出すことが、参議院選挙や衆参同日選挙につながる」と述べ、勝利に向けて党の総力を挙げて取り組む考えを示しました。
この中で民進党の岡田代表は、党が目指す方向性について「われわれは、『自由』『共生』『未来への責任』をキーワードで政策を作る。
憲法の平和主義が揺らいでいるので、これからも守る。また、経済については成長は大事だが、どのように配分するかが極めて大事だ。再分配に重点を置いた経済政策があって、はじめて持続可能な成長が可能になる」と述べました。
そして、岡田氏は、来月行われる2つの衆議院の補欠選挙について、「しっかり結果を出すことが、参議院選挙や衆参同日のダブル選挙になった場合につながるので、全党を挙げて頑張らなければならない。必ず結果を出したい」と述べ、勝利に向けて党の総力を挙げて取り組む考えを示しました。
また、岡田氏は「選挙は勝つつもりでやる。代表というのは衆議院選挙と参議院選挙には責任を負うというのが私の持論だ」と述べる一方、勝敗ラインについて問われて、「そのような議論は非生産的で、私は勝敗ラインは言わない。自分で判断する」と述べました。
さらに岡田氏は、政務調査会長に山尾志桜里氏を起用した人事について、「山尾氏については、かねてから注目していて、難しい法案の取りまとめに力量を発揮し、予算委員会でも待機児童の問題で切れ味のいい質疑もした。実力も十分あり、育てたい人材だと思って起用した。間違いなく将来のリーダー候補の1人だ」と述べました。
また、代表代行に江田憲司前維新の党代表を起用したことについては、「維新の党側を代表していることを踏まえて、代表代行をお願いした。よく知った人なので、あまり堅苦しくならずに一緒に新しい党を引っ張っていきたい」と述べました。
一方で、岡田氏はほかの野党と新たに合流する可能性について、「社民党や生活の党と山本太郎となかまたちが、民進党に加わってもらうとなると、理念や政策が一致しなければならず、現実では可能性として上がっていない」と述べました。
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