博多に三年住んだが、イワシの刺身を初めて食べた。イワシは”ヨワシ(弱し)”に通じると教えられて、いたみ安い・・刺身で食べることなどは思いもしなかった。
しかし下関に近い博多はフグの天国。やはりイワシよりもフグ刺しがいい。大丸の地下に魚専門店があったので、閉店間際に値段が下がるフグ刺しを狙って、買って帰り酒のつまみに堪能した。
このところカレイの煮付けが食べたくなった。カレイは二つに切って、ショウガとネギを加えて、濃い口醤油で、ミリン、砂糖、酒を加えて煮付ける。
ところが近くの西友ではカレイを売っていない。フグもない。いまの若い女性は、出来合いのおかずを食卓に並べるだけなのだろうか。
母親の味が食卓から消えようとしている。
信州の名物は”お焼き”。どこの家でも自家製のお焼きを作っていた。母はナスを砂糖と油で炒め、それを具にしてお焼きを作った。
お焼きのガワには膨らし粉を使わない。ペチャンとしたガワが、本来のお焼きだといった。ましてや、甘みを加えたガワはお焼きではないという。
きょうは午後二時半に買い物のためにヘルパーさんがきてくれる。孫のような年齢のヘルパーさんに、あれこれ注文しても始まらない。
注文する品で、こちらが思案投げ首。いっそのこと、サトイモの煮付けとか、オカラ炒めとか、牡蠣鍋の材料といったものでも注文しようか。
やはり家族制度が崩壊してしまったという思いを強めている。
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コメント
家族制度破壊。男女共同参画府が出来て以来、共産主義の洗脳マニュアルどおり子どもたちから教育制度を通じて親も知らぬうちに行われているようです。先般民進党か共産党の大会に出席した東大教授大沢真理さんが登場しました。今方が男女共同参画社会の理論指導者。「男女共同参画法の凄さを世間は知らない」と亀井静香等を見て笑っておりました。子供は家庭ではなく社会が育てると言うレーニンの奥さんの考え方が「子供の権利」「子供手当」「子供の貧困」らの用語の登場で実現されようとしています。