古本の街として知られる東京・神田で、恒例の「春の古本まつり」が始まりました。
「春の古本まつり」は毎年、神田でこの時期に開かれ、ことしはおよそ40の古本屋が参加しています。古本屋が軒を連ねるおよそ500メートルの歩道には90台のワゴンが並び、文学書や写真集など3万冊以上の古本が売られています。
神田では秋にも古本まつりが開かれていますが、春のまつりは花見の行き帰りに立ち寄った人でも購入しやすいように、数百円から1000円台の価格の古本を多く集めているということです。訪れた人たちはワゴンの上に並んだ本を次々に手に取り、気に入った本を見つけると買い求めていました。
70代の女性は「毎回、来ています。きょうは美術関係の本を探しに来ました」と話していました。また、60代の男性は「海外文学が好きで本を探しに来ました。絶版の本が見つかったりするので楽しいです」と話していました。
神田古書店連盟の佐古田亮介会長は「文学とも関わりの深い桜の花見のあと、ぜひ立ち寄ってほしいです」と話していました。
「春の古本まつり」は3日まで開かれています。
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