20699 特殊部隊による隠密作戦に血道をあげる米軍   古沢襄

未明の四時。昨夜八時に寝たから、これ以上は寝ておれぬ。腹が減ったので台所で余り飯に博多カネフクのタラコを入れた握り飯を三個作った。二個食べて静岡茶で一服。

「米軍の作戦計画《5015》に基づく斬首作戦」とは穏やかでない。世界最強の軍隊を持つ米軍が、国対国の戦争ではなく、特殊部隊による隠密作戦に血道をあげている。これが「世界の警察官ではない」というオバマ宣言の実態だ。

これに比べればシリアに肩入れするプーチン・ロシアの空爆作戦は露骨過ぎて、いかにもロシア的。空爆を強化してもシリア問題は解決できぬ。

それにしても”隠密行動”であるべき「斬首作戦」が、これだけ喧伝されているのは、別の意図があるのではないか。北朝鮮軍が行動を起こせば、米・韓軍は三十八度線を越えて攻撃する大義名分が整う。

狙いは北朝鮮の核施設であろう。これを叩いておけば、金正恩が飛ぼうが跳ねようが無力化できる。

韓国の情報筋は、金正恩が疑心暗鬼に駆られていると分析している。側近すら厳しく弾圧し、すでに百三十人の幹部を粛正したという。

やはり米特殊部隊が隠密作戦を発動する下地は徐々に整ってきているのかもしれない。

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