■共和党 クリントン氏の「見苦しい連敗」を指摘
(CNN) 米ワイオミング州で9日、米大統領選の民主党候補者指名に向けた党員集会があり、CNNの予測によるとバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン前国務長官に勝利することが確実となった。
サンダース氏の得票率は55.7%とクリントン氏の44.3%を上回った。両候補とも7人の代議員を獲得した。
サンダース氏は最近行われた9戦のレースのうち、在外投票を含む8戦を制したことになる。今までに圧勝を収めてきた各州と同様、ワイオミングも人口密度が低く、白人が圧倒的多数を占める西部州のひとつ。本選では伝統的に共和党の強い州だが、今回の民主党党員集会は異例の注目を集めた。
CNNの統計によると、民主党指名レースの現時点での獲得代議員数はクリントン氏が1304人、サンダース氏が1075人。サンダース氏は、クリントン氏の代議員数が党指名に必要とされる過半数に達するのを阻止し、7月の全国党大会まで決着を持ち越すシナリオを狙う。
同氏がこの3カ月間に集めた資金は1億900万ドル(約118億円)と、クリントン氏の7500万ドルを大幅に上回っている。
サンダース氏は、クリントン氏がウォール街(米金融業界)や資産家と強いつながりを持っていると批判する。これに対してクリントン氏は、サンダースには政策の実行力がないとの主張を展開している。
共和党全国委員会(RNC)は9日午後の声明で、クリントン氏の「見苦しい連敗」を指摘。同氏が最終的に民主党候補となった場合、破ることは可能だと強調した。
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