20809 ”カリカリ梅”と「母の日」   古沢襄

朝四時に目が覚めた。早速、二合のご飯を炊いた。冷めたところで、静岡から取り寄せた「白楽の梅」でおにぎりを作るつもりだった。

何もない時は梅おにぎりにかぎる。それに信州味噌の味噌汁。元気が出る。九州の被災者のこと思えば贅沢は言えない。気持ちだけでも被災者に寄り添う心が必要だと思う。

雨戸を開けたら、関東には強い風が吹き荒れている。いつもやってくるスズメたちも今朝は姿をみせない。静岡茶を渋く出して朝の一服。

気がついたら手のひらがヒリヒリ痛む。まだ熱いご飯を握っておにぎりを作ったためなのだろう。メンソレータムADで応急手当。

ところで「白楽の梅」は上品過ぎて私には向かない。静岡茶で一服と気取っているが、一番安い粉茶・・寿司屋で出くる安い粉茶を大量に仕入れて飲んでいるだけのこと。根が貧乏人だから仕方ない。

五月八日は「母の日」。間もなくやってくる。母を偲んでことしは”カリカリ梅”でも作ろうか。カリカリ梅を刻んだものを小鉢にいれて母は食卓に置いていた。

「梅干しは梅雨時に作る」が母の口癖だった。五月か六月に作るという意味なのだろうか。

便利なもので、いまはネット情報でカリカリ梅の作り方を伝授してくれる。わざわざ自分で作らなくてもネットで注文すれば送ってきてくれる。

だが、このネット注文が苦手。送金方法、年齢は?と聞かれるとやる気が失せる。次女の助けを借りるしかない。

 
<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

コメント

タイトルとURLをコピーしました