九州で相次ぐ強い地震で、アメリカ海兵隊の新型輸送機オスプレイ4機が人員や物資の輸送を支援するため山口県の岩国基地に移動しました。
アメリカ海兵隊によりますと、沖縄県の普天間基地に所属する4機のオスプレイが17日午前、フィリピンを出発し、普天間基地を経由したあと、午後6時半ごろ山口県の岩国基地に到着したということです。
4機のオスプレイは、自衛隊とともに人員や物資を被災地へ輸送するのを支援する予定で、アメリカ軍は、必要があればほかの航空機も派遣することができるとしています。
在日アメリカ軍のジョン・ドーラン司令官は「被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。私たちは支援を提供するために日本政府と緊密に連携しています」とコメントしています。
アメリカ軍による輸送支援について、中谷防衛大臣は17日午後11時すぎ、防衛省で記者団に対し、「18日、C130で自衛隊員およそ10人と車両4両を千歳基地から熊本空港まで輸送するほか、UC35で自衛隊員4人を厚木飛行場から熊本空港まで輸送する予定となった。また、18日以降、オスプレイにより、岩国基地から被災地まで救援物資を輸送する予定だ」と述べました。
そのうえで、中谷大臣は、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイを活用することについて、「大規模な災害に対して、高い機動力と空輸力を持っており、特に、孤立していたり、道路が渋滞したりしている場合に、早く物資を送るには、垂直離陸能力を持ったオスプレイの能力は必要だ」と述べました。
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