私が「カリカリ梅」と騒いでいたら、次女がネットで探してくれた。
その結果、おにぎりの素材として鰹節やちりめんじゃこ等が混ざった物が、いろいろ販売されているという。
次女とは信州上山田温泉郷で、私の母方のルーツ探しをしたことがある。母・古沢真喜の実父は上山田の山崎家の次男で、信州上田の商家・木村家に養子入りしていた。
そこで次女と二人でこの山崎家探しが始まった。明治時代の話なので、千曲市役所の職員も困惑顔。
ところが山崎家は上山田の名家。千曲川を見下ろす小高い丘の中腹に白壁のお城のような屋敷が建っていた。若い市役所の職員には分からなかったが、年配の職員が教えてくれた。
次女と二人で、まずお寺を訪ねた。旧家ならお寺に過去帳があると目星をつけたからである。これが正解だった。
上山田の山崎家には私がひとりで訪ねることにして、その日は上田のホテルに次女と一泊。その帰りに上田駅の近くの店でカリカリ梅を買ったのを次女が覚えていた。
記憶力では娘にかなわない。
カリカリ梅は信州上田の産物なのだろうか。上田の商家が実家だった母はカリカリ梅を刻んで食卓の小鉢に置いていた。固い梅を刻んだ味は食欲をそそる。
東北人の父は黙ってカリカリ梅を食べていた。母の得意そうな顔。
次女はネットでカリカリ梅を探してくれて100g入りを2袋。他にお茶漬けに良いと書いてあったので、梅漬けの砂糖味も1袋送ってくれた。
バッケ味噌、信州そばも一緒に注文してくれている。これで風邪気味の症状を吹き飛ばしてくれるといいのだが・・。
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