政府・与党内で、次期衆院選と夏の参院選を同じ日に行う「衆参同日選」は避けるべきだとする意見が増え始めた。
熊本地震の影響が長期化するとみられる中、あえて同日選に踏み切れば、「政局優先」だとの批判を受けかねないためだ。ただ、1986年の同日選のように、安倍首相が「サプライズ解散」に踏み切るとの観測は依然、根強い。
「安倍首相は解散の『か』の字もないとずっと言ってきた。解散しないということだと思う」
菅官房長官は20日の記者会見でこう述べた。菅氏は元々「衆院の3分の2の議席を持っているのに、それをみすみす失う危険がある」と周囲に漏らすなど、同日選に消極的とされる。地震を契機に、参院の改選議員らにある「同日選待望論」の打ち消しを図ったとの見方もある。
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