20862 東京五輪 新エンブレム 市松模様の「作品A」に決定   NHK

2020年東京オリンピック・パラリンピックの新たなエンブレムについて、大会の組織委員会は、最終候補の4作品の中から市松模様と藍色が特徴の作品Aに決めました。前例のない白紙撤回から7か月余り、大会のシンボルとなるエンブレムがようやく決まりました。

エンブレムの最終選考は25日午前11時から東京・港区の組織委員会のオフィスで行われ、選考に当たる有識者会議の「エンブレム委員会」が最終候補4作品について、事前に寄せられた4万件余りの意見を参考にして議論しました。

20人のメンバーによる投票の結果、市松模様と藍色が特徴の作品Aが選ばれ、直後に行われた組織委員会の理事会で承認されて正式に決定しました。

エンブレムを巡っては、去年9月の白紙撤回のあと、選考が閉鎖的で透明性に欠けた点などが強く批判された反省から、外部の有識者による「エンブレム委員会」のもと選考が進められました。応募条件の緩和などで1万4000件余り集まった作品の中から、25日、最終決定にこぎつけ、前例のない白紙撤回から7か月余り、前のエンブレムの発表から9か月も遅れて、ようやく大会のシンボルが決定しました。

新エンブレムは今後、スポンサー企業による広告やCMで利用されるほか、大会の公式グッズなど4年後の大会のPRに向けてさまざまな分野で使用されます。

■「粋な日本らしさ」を表現

作品Aは、江戸時代に市松模様として広まったチェックのデザインが、日本の伝統色・藍色であしらわれ、「粋な日本らしさ」を表現しています。形の異なる3種類の四角形を組み合わせ、国や、文化、思想などの違いを示すとともに、それを超えてつながりあうデザインに「多様性と調和」のメッセージが込められています。

<a href="http://www.kajika.net/">杜父魚文庫</a>

コメント

タイトルとURLをコピーしました