20876 五月三日は父・古沢元の命日  古沢襄

今夜はマグロのたたきにホッカホッカご飯。ネギを刻み込んだマグロのたたきは私の好物。マグロの刺身よりも好きである。

サングラスをかけた私に愛犬バロンは妙な顔をして寄りつかない。いつもと違うと思っているのだろう。夜になればサングラスはいらない。外したら寄ってきて足元でゴロリ。

五月三日は父・古沢元の命日。シベリアのウランウデ病院で亡くなった。遺骨はまだ戻っていない。二度、シベリアの日本人墓地に行った。ステンレス製の墓標をひそかに持ち帰って仏壇に納めてある。

<img src="http://img-cdn.jg.jugem.jp/233/1472844/20150202_1796746.jpg" alt="バイカル湖の日本人墓地で祈る" width="250" height="201" class="pict" />

ウラジオストクで日本海に向かって「これから日本に帰るよ」と父の墓標に語りかけた。二度目は「ご免ね。まだ遺骨は持ち帰れない」と詫びた。

その代わりというわけではないが、岩手県沢内村の父の郷里の菩提寺に多くの人のお陰で文学碑が建立されてある。

五月には菩提寺に訪れ、文学碑を詣でるつもりでいたが、腰痛が厳しいので果たせない。もう少し暖かくなれば、文学碑と古沢家の墓を詣でることにしたい。

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