五月一日、冬の間あれほど悩まされた腰痛が嘘のように無くなっている。杖をついて歩き回ることもしなくなった。
血圧など諸データも平常に戻った。この調子なら念願の浅草に出て仲店通りを散策しようか、と考えている。浅草の大黒ソバ、いも羊羹、ネギをたっぷり刻み込んだドジョウ鍋・・思い浮かぶのは食べ物のことばかり。
やはり”食”は人間の健康には欠かせない。
骨髄腫という難病を抱えているから、秋がきて冬を迎えれば、また御身(おんみ)大切に健康管理に気を配らねばならぬ。
イソップ物語のキリギリスではないが、夏を思い切り謳歌しよう。その開き直り・・精神力が八十四歳になった私を支えている。いつまで続くか分からないが、それしか他に思い浮かばない。
しかし昨年に比べて今年は自分の生命力の強さを実感している。昨年の今頃は取手の病院で血液内科の医師から副作用はあるが、レプラミドを服用することを薦められた。次女と二人で医師の薦めを聞いて、承諾書にサイン。
それほど悲壮感はなかった。自分の生命力を信じるしかない。
あれから一年、途中で救急車で病院に担ぎ込まれることが二回あった。尿が出なくなり、内臓が押し上げられて呼吸困難となった。救急病棟でカテレールを入れて尿を排泄したら一・五リットルも尿が出た。
いまは排尿に重点を置いた薬も服用する毎日。
その一方で自分の体力を維持する健康管理に努めている。体力がついてくると、悩まされていた腰痛も完治した。針治療をしようと思った矢先の完治だった。
病気は一面では”気”の病でもあるから、気持ちを強く持って前向きに対処するするしかない。弱気は禁物。
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コメント
同感です。ひらきなおって、小さくても日々きぼうを高く掲げて一日一日をこなしてます。
この方も食の重要性を言っています。
「女の生き方」第5回 ゲスト:塩見和子(日本音楽財団理事長・元サザビーズジャパン社長)
https://www.youtube.com/watch?v=KroaRQe0ykQ