きょうが立夏なのか定かでないが、暑さしのぎにうなぎの重箱でも食べようかと考えている。先が短い身だから、この程度の贅沢はお許しあれ。
次女がきて強風で荒れた庭の片付けをしてくれた。二本ある赤いバラの木は香りが高くて大切にしていたが、そのうちの一本が強風に煽られて倒れた。
支え棒で立て直したり、いろいろやってみたがうまくいかない。それを次女は細い紐で結びつけて元通りにしてくれた。
庭の雑草も抜いてきれいにしてくれた。
自分の娘ながら、その優しい心根にホロリとする。「連休明けにママを連れて、浅草の中華料理を食べにいこう」と思いだしたように言う。
認知症で老人ホームにいる妻を迎えに行ってくれるそうだ。
家族が支え合って生きる日本の美風は健在である。理屈ではない、優しい心根があるか、どうかであろう。
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