20918 北朝鮮 党大会 キム第1書記「前例ない成果」強調   NHK

36年ぶりとなる北朝鮮の朝鮮労働党大会は6日、首都ピョンヤンで開会し、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記が、核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射について「前例のない成果だ」と強調しました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは日本時間の6日午後10時半から、36年ぶりとなる朝鮮労働党大会の模様を放送しました。

映像では会場の「4・25文化会館」で、スーツ姿のキム・ジョンウン第1書記が、参加者たちの拍手に迎えられて幹部らと共に登場しました。キム第1書記はおよそ15分間にわたって「開会の辞」を肉声で読み上げ、「最後の勝利を早めるための全人民の闘争の中で党大会を開くことになった。キム・イルソン(金日成)主席とキム・ジョンイル(金正日)総書記に最大の栄誉をささげる」と述べました。

そのうえで「ことし水素爆弾の実験と人工衛星の打ち上げを行い、前例のない成果を残した」と述べて、核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を成果として強調しました。

キム第1書記の両脇の席にはキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長とファン・ビョンソ朝鮮人民軍総政治局長が座り、壇上にキム・イルソン主席とキム・ジョンイル総書記の肖像画が掲げられ、キム第1書記の発言に参加者が何度も大きな拍手をしていました。

このあと朝鮮中央テレビはキム第1書記が行った「党の活動総括報告」を伝え、「党が輝かしい成果と高貴な経験を成し遂げた」などとして、キム第1書記の業績を強調しました。

一方、今回の党大会の議題については、活動総括のほか党の規約の改定、それにキム・ジョンウン氏を党の最高ポストに選出すること、さらに党幹部の選挙と伝えています。

北朝鮮指導部としては、3日か4日程度とみられる大会の期間中、こうした議題の討議を行うことで、就任して4年となるキム第1書記を頂点とする体制が名実ともに確立したとアピールするものとみられます。

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