古澤襄

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20771 鶏肉の細切れと新タマネギを塩コショウで炒め   古沢襄

四月もなかばというのに寒い。こんな時には葛(くず)粉を甘くお湯でといて温まるにかぎる。小学校の頃、風邪をひくと母が葛湯を作ってくれた。クズ(葛、学名:PuerarialobataまたはPuerariamontanavar.lobata)は、...
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20762 ふるさとの訛りなつかし 停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく   古沢襄

腰痛が再発してしまった。家の中を杖をついて歩いている。厄介な症状。椅子に座っている時には痛みは出ないが、立ち上がるタテの動きの時に猛烈な痛みが出て飛び上がる。居間の室温は十六度、少し寒いがハダシで歩いている。気持ちがいい。気がついたら小スズ...
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20761 浅草の焼き味噌の味が懐かしい 杉浦漫画の想い出   古沢襄

漫画界の大御所的な存在だった杉浦幸雄さんが亡くなったのは二〇〇四年六月。早いもので十二年の歳月が去った。女性漫画を描かせたら日本一になると言っていた杉浦さんだったが、一日に一度は銀座のバアに行かないと眠れないと言って、よくお供を仰せつかった...
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20754 毎日 一万五千人以上のユーザーに支えられている重み   古沢襄

昭和夫婦作家の子として在野たるを誇りとして左巻きの世相に背を向けてきた私も84歳。そろそろ来し方、行く末を考える時期にある。杜父魚ブログもすでに一〇年以上の歳月を経て、ユーザー数は一万五六六二、収録記事・論評は二万〇四二一を超えた。毎日、一...
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20753 松岡洋右外交とは何であったか   古沢襄

久しぶりに風呂にゆっくりつかってリラックスした。夜中の三時に目が覚めて、まず思ったのは松岡洋右外交のことを調べてみたいということ。■松岡洋右(まつおかようすけ、1880年(明治13年)3月4日-1946年(昭和21年)6月27日)は、日本の...
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20752 東大西洋史学科の中屋健一講師のこと   古沢襄

宮崎正広さんの「アメリカの政治思想の変遷」は(その3)で完結したが、米国現代史について門外漢だった私には大いに勉強になった。大学時代にアルバイトで平凡社歴史事典編集部で原稿取りをやったことがある。西洋史担当の部署に回され、そこで東大西洋史学...
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20750 息が長い「⑧フジヤマのトビウオ・古橋広之進氏」の記事    古沢襄

「⑧”フジヤマのトビウオ”古橋広之進氏」が依然として読者の関心を呼んでいる。これほど長く読者から読まれた記事は過去の杜父魚ブログにはなかった。いま風呂から出て、ほっと一息ついている。雨戸を閉めにかかったらスズメが一羽逃げていった。入浴は腰痛...
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20747 街行く女性の顔からは心の美しさを感じ取れなくなった   古沢襄

「⑥”フジヤマのトビウオ”古橋広之進氏」が読者の変わらぬ関心を呼んでいる。寿命の長い記事。喜ばしい。話はがらりと変わるが、女性の美しさとは何か、ということを考えている。昭和ヒトケタの私たちが描いた「美しき女性」は、母のような毅然とした心優し...
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20742 信州のお焼きと秋田の稲庭うどん   古沢襄

日本は縦に長い列島だから、それぞれのお国自慢が混在している。九州博多に三年住んだが関東者の私には麹がきく西日本の味噌、醤油に馴染むのに少し時間がかかった。それが博多者が上京すると、関東のソバ汁は醤油を舐めるようで頂けないという。関東者はソバ...
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20741 アングロサクソンは味にこだわる民族ではない   古沢襄

世界で”三大料理”は・・と友人に聞かれた。これは「フランス料理」と「中華料理」、それに「日本料理」と世間並みの答えをしたが、相手は意地悪。世界でまずい方の”三大料理”は?そこは独断と偏見で「アングロサクソンだろう」。アメリカでワシントン、ニ...