杉浦正章

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10888 野田の新条件は解散先延ばしとは言えぬ  杉浦正章

首相・野田佳彦の国会答弁の焦点を端的に言えば、従来からの解散3条件に経済対策第2弾を付け加えたことが、解散先延ばしかどうかの一点に絞られる。浅薄に見れば先延ばしで衆参同日選挙などという見方に“発展”するが、そうではあるまい。野田は党内の「先...
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10871 “延命演説”では“明日への責務”欠落   杉浦正章

所信表明演説から首相・野田佳彦の心理状態を分析すれば、相当追い詰められている事が分かる。自らの公約「近いうち解散」には一切触れずに、むしろ政権を「投げ出さぬ」と“延命懇願演説”の様相を呈した。「明日への責任」を20回も連発したが、その前提と...
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10818 自民、審議拒否戦術を転換か 杉浦正章

自民党執行部が早くも解散戦略の修正を迫られている。発足早々から審議拒否の強硬路線で突っぱねてみたが、野田の解散先送りの壁にあい、振り上げた拳を降ろさざるを得なくなったのだ。かねてから筆者が指摘してきたように審議拒否では事態打開は出来る見通し...
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10807 「年内解散論」の前原   杉浦正章

貧すれば鈍するというが民主党政権の「前原批判」は、あるべき政治の原点を逸脱して、自らを腐った党利党略の泥沼に沈めるものになるだろう。国家戦略相・前原誠の発言の本旨は“うそつきドジョウ”の印象を払拭しようとしたものに他ならない。それに不快感を...
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10729 囁かれる奇策内閣「信任」決議 杉浦正章

首相・野田佳彦が臨時国会召集とこれに先立つ党首会談を明言したのは、四つに組んだまま土俵中央からじりじりと土俵際に追い込まれてきたということだろう。自民党総裁・安倍晋三はこの際「解散を明言しなければ臨時国会に応じない」などという“大人げない”...
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10709 自公で安定多数、民主惨敗1/3議席に 杉浦正章

解散・総選挙の期日はともかくとして、衆院選挙の情勢をここで分析しておく必要がある。筆者の分析によると自民党が議席を倍増する潮流となっており、公明党と合わせて安定多数を上回る見通しとなって来た。一方民主党は現在の245議席を大きく減らして3分...
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10662 維新で内ゲバ、タコの共食い状態に    杉浦正章

まるで「一夏の恋だったのね維新の会」だ。落ち目というのは哀れなもので支持率が低下し始めると早くも内輪もめだ。築城の最中だというのに国会議員団が党首の橋下徹に反乱を起こした。「橋下独裁にはしない」と議員がクギを刺せば、橋下は記者会見で「ボクが...
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10623 維新 自民に食われ“失速”の気配 杉浦正章

維新の会にいち早く乗り換えた9人の議員たちは、“目先”が利くから今度は何処に乗り換えるかを考え始めているかもしれない。「しまった。早まった」ということなのだ。大阪市長・橋下徹が率いる維新の会が早くも“失速”をささやかれ始めた。最大の原因は橋...
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10184 「解散」で名誉ある譲歩をせよ 杉浦正章

まるで人種差別だ。人格、識見、専門知識と3拍子そろっている人物を「原子力ムラ出身」として反対する。なりふり構わず反対の先頭に立つ鳩山由紀夫は「ルーピームラ村長」のくせに国会議員をやっていていいのかと言いたくなる。原子力規制委員会人事は与野党...
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10174 早期解散なら維新が民主を直撃 杉浦正章

一見「当たらず障らず」のようだが、実際は“水に落ちた犬”をたたき始めているというのが、大阪市長・橋下徹に対する政界の潮流だ。「当たらず障らず」は、山口県知事選の橋下系候補に対する自公の戦術と与野党7会派提出の大都市地域特別区設置法案提出など...