杉浦正章

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10081 野田は今世紀初の名宰相だ 杉浦正章

佐藤栄作以来の政権をウオッチしているが、21世紀に入ってからの日本は、何とすぐれたリーダーに巡り会えなかった国だろうかとつくづく思う。首相になった途端に首相番記者ごときと諍いを繰り返した森喜朗。劇場型パフォーマンスだけで消費税など肝腎のポイ...
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10072 「落人新党」の展望なき船出   杉浦正章

壇ノ浦の決戦は消費増税法案の衆院通過で勝負がついているのが「小沢新党」には理解できないのだ。今後は選挙区への「刺客」や他党による“落人狩り”が進む。今は遠巻きにしているが徐々に新党包囲の輪は狭まり、平家の頭領・小沢一郎は祖谷のかずら橋の先に...
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10040 川柳で斜めに詠めば見えてくる    杉浦正章

<脱藩の度に家来の質が落ち>ー最近の政治を風刺した読売時事川柳の秀逸句だ。ついに離党して新党を旗揚げすることになったが、小沢一郎の心中もおだやかではあるまい。家老とも言える代表代行には“疑惑山積”で国家公安委員長を棒に振った山岡賢次。幹事長...
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10033 小沢が「同病・同憂」集めに狂奔 杉浦正章

春秋時代の呉・越両国の興亡を記した「呉越春秋」に「同病相憐れみ、同憂相救う」とある。「驚翔(きょうしょう)する鳥は、相したがいて集い、瀬の下の水は、よりてまたともに流る」と続く。11日に新党を発足させる小沢一郎は、いまその「同病」集めに必死...
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10029 鳩山“重罪”の意味するもの 杉浦正章

この人は政治家の発言と行動の重みを全く理解していないのだろうと思う。元首相・鳩山由紀夫は、自らの言動が消費増税法案への造反の数を合計73人まで広げたことが分かっていない。首相・野田佳彦が鳩山1人だけを「党員資格停止6か月」の“重罪”にしたの...
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10027 小沢離党は民主政権崩壊の予兆  杉浦正章

浪曲子守歌ではないが「逃げた女房に未練はないが、お乳ほしがるこの子がかわい」だ。チルドレンを抱えて小沢一郎は国定忠治のように“風雪流れ旅”に出るのだ。ただ、小沢の離党は次に民主党政権に起きる“大雪崩”の予兆に過ぎない。当面は民・自・公協調路...
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10011 「赤字国債」人質の解散説 杉浦正章

民主党元代表・小沢一郎の離党で民主党政権は“おんぶお化け”がようやく外れる。一方新党に走る小沢の将来展望はない。お先真っ暗とはこのことだ。こうして政権政党の内部抗争は一段落する方向となった。首相・野田佳彦は当分「脱小沢・自公依存」の流れに乗...
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9992 野田の勝ちだ、きっぱりと小沢を切れ 杉浦正章

この勝負は首相・野田佳彦が勝った。なぜなら民主党元代表・小沢一郎の離党者は数が増えず、野田政権を「少数与党」に追い込む手立てはなくなったからだ。もう野田は小沢とはきっぱりと袂を分かち、自民、公明両党との部分連合を推進するしか道はない。その道...
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9965 輿石、安倍の禁じ手で小沢が勢いづいた 杉浦正章

消費税政局は「何でもあり」の様相が一段と深まっているが、自ずと禁じ手はある。ところが自民、民主両党から禁じ手そのものの動きが生じ始めた。元首相・安倍晋三が民主党元代表・小沢一郎の出す不信任案に同調すると言えば、幹事長・輿石東は、首相・野田佳...
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9949 「小沢新党」は解散を加速 杉浦正章

まるでドイツの民間伝承のハーメルンの笛吹き男だ。街への復讐のため男が子供たちをさらって、洞窟に内側から閉じ込め、男も子供たちも二度と戻らなかったという。展望なき新党結成に民主党元代表・小沢一郎がついにチルドレンを“さらって”新党結成に踏み切...