2007-03

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483 田中秀征氏の正論 古沢襄

細川内閣誕生で蔭の立て役者だった田中秀征氏(福山大学教授)の発言は、理性的で説得力がある。国民投票法について極めて重要な指摘をしている。もともとが憲法改正の手続き法に過ぎない法案が、参院選目当ての政争の具にされたこと自体に問題がある。だが田...
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482 トウ小平秘録が語るもの 渡部亮次郎

産経新聞中国総局長伊藤正による大型連載「鄧(とう)小平秘録」の第一部『天安門事件』が2007/03/18に終わった。第二部は近く掲載が再開される。人民解放軍が人民を銃撃して世界を震撼させた第二次天安門事件(1989年6月4日)について中国当...
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481 分かり安い北朝鮮、分かりにくい米国 古沢襄

北朝鮮という国は分かり易い。表面的には金正日総書記の意向で右にも左にも動く。裏面的には朝鮮人民軍を誰が掌握しているか、ということであろう。その意味では朝鮮総連は日本における末端組織に過ぎない。日本の政界は自民党も社会党も朝鮮総連を介して北朝...
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480 検察官は国士になる 渡部亮次郎

国士。最近はトンと聞かれなくなった言葉だが、記者の先輩のメイルで久しぶりに出合った。国士とは「一身をかえりみず、国家のことを心配して行動する人物。憂国の士。」(広辞苑)。先輩の説によると、<言えるのは検察官の道に入ると、その一人ひとりが国家...
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479 烏と猫を喰う大化け猫? 古沢襄

三月十二日夜のことだが、加藤紘一、山崎拓、古賀誠三氏と二階俊博国対委員長の四人が都内で会合をもった。初めて四人が会合をもったことから”YKK”に代わる”NYKK”の結成か!と騒がれた。新しいNYKKは、今後も定期的な会合をもつという。この動...
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478 明治村ってあるの 渡部亮次郎

旧制第四高等学校(現在の金沢大学)の同窓生だった谷口吉郎(博物館明治村の初代館長)と土川元夫(後に名古屋鉄道社長を経て名古屋鉄道会長となる)の2人が、失われつつある明治の洋風建築のうち、芸術上、歴史上価値あるものを保存したい意見で一致し、そ...
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477 シーパワー論の神様・マハン 古沢襄

防衛大学校の学生ならマハン(AlfredThayerMahan)の「海上権力史論TheInfluenceofSeaPoweruponHistory」を一度は読むであろう。古典的な名著だが一般の人には馴染みが薄い。私は戦前の海軍記者だった鈴木...
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476 ”四海の波静かなり”なのか? 古沢襄

国会は相変わらず議員会館の事務所費がどうだの、水道代がどうだのと低次元の騒ぎに明け暮れている。平和といえば、これほど脳天気な平和はない。いっそのこと衆参両院は都議会に吸収・合併して貰った方がいいのではないか。選挙目当てのパフォーマンはたくさ...
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475 欧米的な思考回路の陥穽 古沢襄

戦後、私たちの思考回路は、より欧米的になっている。その思考回路で中国の将来をみるのは危険な気がする。あの国は極めてアジア的な独裁国家である。世界一の人口を擁しているから、人命尊重とか人権という発想が、もともとない。北朝鮮やミャンマーも大同小...
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474 作詞家の罪の数々 渡部亮次郎

楡(にれ)の木に鳥が鳴く アルプスの牧場よ と灰田勝彦が良く歌っていたが、楡の木を見たことが無かった。高校の先輩、東海林太郎も「楡の花咲く時計台」と言う歌を歌っている。よほど詩心を揺すられる木なのだろうか。私の生まれた環境は四方が水田ばかり...