2008-05

宮崎正弘

1872 四川大地震の復興で5000億人民元 宮崎正弘

四川省大地震の再建に5000億人民元(7兆5000億円)。初年度国家財政出動700億元だけは決定、しかし将来の財源は示せず。四川省の災害による実損は1500億元と見つもられた。復興資金には合計5000億人民元が必要と当局の計算がなされ、初年...
平井修一

1871 「従軍記者」事始(最終回) 平井修一

松村博士によると、開戦後間もなくロイター通信社やAP通信社から「通信船および無線装置ならびに伝書鳩の使用許可」について申請がなされた。ロシアも傍受しているから日本軍の動向を無線で速報されたらたまったものではない。そこで「従軍外国通信員海上通...
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1870 装備近代化で出る中古兵器の行方 古沢襄

北京で行われた中ロ首脳会談で”戦略的協力”関係の強化が確認されたと時事通信は伝えている。はっきりいえば中ロの軍事協力が強まるということである。中国人民解放軍の近代化が好調な経済発展を背景にしてこのところ著しいが、むしろロシア国防軍の近代化が...
平井修一

1869 「従軍記者」事始(9) 平井修一

明治37(1904)年3月5日、政府は「外国通信員諸君ニ告グ」という告知を発表した。漢字・カタカナまじりは苦手なので平仮名にして紹介する。<今回、外国通信員諸君が海外万里を遠しとせず我陸軍に従軍し、以て其の戦況を本国に通信するの労を採られん...
宮崎正弘

1868 軍は救援より核施設に向かった 宮崎正弘

中国人のDNAが一晩で人道支援に変わったとさ。救援物資横流し、カンパ箱横領、寄付要請の振り込め詐欺の国で?中国のマスコミを見ていると「愛国主義」が横溢し、五星紅旗が全土に翩翻と翻り、まるで中国人が一晩で団結したようである。中華思想の本格化?...
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1867 国家総動員法の恐怖 渡部亮次郎

私の生まれた2年後の第1次近衛文麿内閣時代、当時の企画院を中心とした革新官僚と呼ばれたグループによって策定された。大財閥を中心とした経済界はこの法案に対して、法律に拠らない私権の制限であり社会主義的であるとの批判を持っていた。ところが戦後、...
宮崎正弘

1866 やっぱり核弾頭ではないのか? 宮崎正弘

瓦礫の下に核物質がまだ十五個、不明。まずは日本経済新聞の記事(5月24日付け)。【北京=佐藤賢】中国環境保護省は23日、四川大地震による核関連施設の倒壊などで50個の放射性物質に安全上の問題が起き、35個を回収したものの、15個が倒壊ビルな...
宮崎正弘

1865 蒋介石の策略 宮崎正弘

四川省、ダムの決壊が近いという情報におののく。紫坪舗ダムが倒壊すると都江堰市は水没する。四川省にあるダムのなかで、五十数カ所のダムに亀裂がはいった。十五ほど出現した「地震胡」の水は豪雨があれば、溢れる。土石流の二次災害も想定されている。或る...
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1864 大統領選に「黒人差別」の呪縛(2) 松尾文夫

●自由州からの拉致の権利を認めるさらに、憲法第四条第二節第三項を紹介しておきたい。黒人に対する差別がさらにはっきり意識された内容となっていたからである。「何人も、一州においてその法律の下に服役または労働に従う義務ある者は、他州に逃亡した場合...
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1863 大統領選に「黒人差別」の呪縛(1) 松尾文夫

民主党大統領候補の座をめぐって、アメリカ史上初めて女性と黒人が争い.しかもその対決が延えんと続く今年のアメリカ大統領選挙戦をウオッチしていると、今「アメリカという国」全体が、二百十数年前の建国期までさかのぼって、その国としての成り立ちを問わ...