2012-09

宮崎正弘

10420 書評「千年残る日本語へ」  宮崎正弘

言葉から千年の歴史の横たわるわが民族の本質を探す。異色で独創的な冨岡幸一郎の文芸評論は近来の傑作である。<<冨岡幸一郎『千年残る日本語へ』(NTT出版)>>文芸評論の分野では単行本の上梓そのものが珍しい。しかもこの書籍、なんとも題名が良い。...
宮崎正弘

10419 太平洋重視へ明確に方針転換?   宮崎正弘

米国は対中国対決姿勢を演出。ヒラリーが太平洋の島嶼国家へ経済援助のリップ・サービス。オバマ外交が対中国姿勢を明確に転換させてから一年近くになった。昨秋、オバマ大統領はハワイからメルボルンへ特別機を飛ばし、豪のダーウィンに2500名の海兵隊基...
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10418 谷垣氏 古賀氏の協力なしでも立候補へ   古沢襄

四面楚歌ということだろうか。しかし自民党の谷垣総裁は、三日、出身派閥の会長でみずからの党運営などに批判的な古賀元幹事長と会談して協力を求めることにしているが、仮に協力を得られなくても総裁選に立候補する意向だとNHKは伝えている。すでに党内か...
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10417 森元首相は谷垣再選を支持せず  古沢襄

森喜朗元首相は2日のテレビ朝日の番組で、自民党の谷垣総裁の再選は支持しないことを明言した。消費増税法案をめぐって、民主・自民・公明三党の修正合意を果たした時に、森氏は谷垣総裁の再選を支持する意向を表明していたが、その後、野田首相の問責決議に...
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10416 石原氏 党総裁選へ意欲の方針転換  古沢襄

自民党の石原伸晃幹事長は2日、鹿児島市の講演で「私は谷垣禎一総裁を支えるために政治をやってきたのではない」と党総裁選への意欲を示した。これまで谷垣氏が不出馬の場合に限って出馬する考えを示していた石原氏が、このような表現で党総裁選への意欲を示...
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10415 安倍氏の立候補に森氏が自重を求める  古沢襄

森元首相は安倍元首相が総裁選に立候補することに自重を求めた。町村派の町村元外相が立候補するので、町村派の分裂を怖れているという見方があるが、むしろ自民党が民主・自民・公明三党の提携派と自民・公明・維新三党の提携派に分かれ、争うことを懸念して...
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10414 「延宝房総沖地震」の故事に注目  古沢襄

地震の揺れは顕著でなかったが、千葉県、茨城県、福島県の沿岸部に大津波が襲来した「延宝房総沖地震」がいま注目されている。延宝五年(1677)十一月四日に発生した地震と大津波による被害は流潰家1893軒、死者数569人。人口が少ない江戸時代に発...
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10413 大使車事件:「富裕な若者」に厳しい目   古沢襄

毎日新聞が丹羽中国大使の公用車を襲撃、日本国旗を奪った犯人は、中国の富裕層の若い男だと指摘した。金持ちのお坊ちゃんが、衝動的な行動で世間を騒がしたという見立てである。<【北京・工藤哲】丹羽宇一郎駐中国大使の公用車が襲撃され、日本国旗が奪われ...
宮崎正弘

10412 中国のカネに転んだニューヨーク・タイムズ   宮崎正弘

日本の意見広告は拒否してきた同紙が、中国の無謀な主張はOKという矛盾。ニューヨーク・タイムズが中国の尖兵と化した日として記憶しなければならない。(産経)「8月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズに、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)は中国固...
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10411 支那の同じ手口に引っかかるな  西村眞悟

九月一日の晩に、東京都の調査船が石垣市の港を出港し、尖閣周辺海域に向かう。魚釣島と北小島、南小島の不動産鑑定をするためだ。しかし、野田内閣は、「中国に配慮」して上陸を許さない。上陸せずに何を調査するのか。是非、上陸すべきだ。 一昨日の八月三...