梅原猛氏が「葬られた王朝 古代出雲の謎を解く」(新潮社)を発刊したのは2010年4月、出雲神話がフィクションの世界だと軽視され続けてきた歴史学会に一石を投じた。
神話の世界 「出雲王朝VS大和王権」裏付ける〝物証〟 古澤襄
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梅原猛氏が「葬られた王朝 古代出雲の謎を解く」(新潮社)を発刊したのは2010年4月、出雲神話がフィクションの世界だと軽視され続けてきた歴史学会に一石を投じた。
井上秀雄氏の「古代朝鮮」(NHKブックス)に新羅の三姓始祖神話が出てくる。
<新羅の現実の王・金氏と直接かかわりを持たない朴氏が開国の始祖となり、朴氏七代についで貴族にもない架空の昔氏が八代もつづくというのである>
「日本書紀」巻26の「天豐財重日足?天皇 齊明天皇」の項に次の記述がある。日本の古代国家の形成過程で朝鮮半島の「百濟(百済=くだら)との関係が重視され、儒教、仏教はじめ多くの大陸文化がもたらされた。
テレビで間抜けな解説者が「”渡り鳥”がシベリアから飛来する”冬”が鳥インフルエンザウイルスの危険な時期」と言っていた。オオハクチョウなどの”渡り鳥”がシベリアを目指して飛び立ったのだから、いまは心配ないと物知り顔で解説していた。
このところ米国で発生しているボストン爆弾テロなど不穏な事件の連鎖に、広い意味で政治的背景があると思うには私だけであろうか?
白人優位のアメリカ社会は、確実に黒人や中南米のヒスパニックが力を得ている。オバマ政権はその新勢力の熱狂的な支持を得て再選され、リベラルな政策を実現しようとしている。ネオ・コンサーバテイズムが力を得て、アフガン戦争、イラク戦争をリードしたブッシュ共和党政権とは様変わりをみせた。
ロイター・コラムでCharles Wallace氏がアベノミクスに論評を加えている。筆者はロサンゼルス・タイムズ紙の元アジア特派員。それだけにアナリストの専門的な解説・論評を敬遠する向きには、分かりやすいのではないか。