ブログを運営している楽しみは、その土地の歴史に携わるブログと出会うことである。信州・上田に縁がある私は真田一族の出自に関心があった。杜父魚ブログにいくつかの”真田もの”を書いてきた。これを読んだ信濃大門氏から「渤海国人船代」など貴重な真田一族の研究ブログを寄せて頂いた。「歴史と神話 杜父魚ブログ」に転載させて頂いてある。
北の王者・安倍一族の興亡史に惹かれた私は、「十三湊文化と蝦夷系譜の秋田氏」を杜父魚ブログに書いた。安倍宗任の末裔を自負していた安倍晋太郎氏とは政治部記者時代によく会ったが、その想い出を「あらはばき神と安倍晋太郎氏」で最近、書いたことがある。
<<安倍晋太郎氏が亡くなって19年間の歳月が去った。秘話になるが、1987年7月末に晋太郎氏は洋子夫人と息子の晋三氏を伴って、青森県五所川原の石搭山・荒覇吐(あらはばき)神社に参拝している。同行したのは画家の岡本太郎氏。
26日(六月)の土曜日に東北の「銀河ホール」で作家の高橋克彦さんを囲んで「”炎立つ”の世界から日本を観る」という公開の対話集会が行われる。私もパネリストとして参加するが、翌日は一点山玉泉寺で古沢元・真喜文学碑の「杜父魚忌文学祭」が行われる。
この話は奇しくも一本の線で繋がっている。人の縁(えにし)の深さを、いまさらの様に思いながら、東北旅行の準備に入った。>>という書き出し。
今夏の最大の出会いは高橋克彦さんと交友を結んだことである。安倍晋太郎氏が1987年7月末に岸元首相の長女である洋子夫人と息子の晋三氏(元首相)を伴って、青森県五所川原の石搭山・荒覇吐(あらはばき)神社に参拝している。同行したのは画家の岡本太郎氏・・・という話をご披露した。
私も石搭山・荒覇吐神社に行きたいと思いながら、まだ果たしていない。
その折りに安東俊幸さんから「安東氏情報ブログ」を教えて頂いた。安東氏の末裔の方なのであろう。出会いの嬉しさで夜を徹してブログを読ませて頂いている。
http://andoshi.jugem.jp/
いずれ安東氏の了解を得て、杜父魚ブログでいくつかの研究ブログを紹介したいと思っている。「安東氏については安倍貞任の第二子、高星から始まるとされる。父貞任が討たれた後、津軽に流浪し、高星の子の時代に藤崎(青森県南津軽郡藤崎町)を本拠としたという。(一方鎌倉時代、得宗領だった藤崎の地に北条氏の代官として入った「身内人」の一族ではないかという説も出ている。『保暦間記』によれば「安東五郎ト云者。東夷ノ堅メニ義時ガ代官トソ」との記述があるという。)」・・・という書き出しで「安東氏略史」を詳しく述べている。
ますます石搭山・荒覇吐神社に行かねばならぬと、秋の夜長を感慨に耽りながら東北旅行に思いを馳せているところである。