リビアは内戦突入の様相。カダフィは「わたしは適任、殉教者として死ぬ」。トリポリ政権をベンガジと南部部族が包囲しつつあり、内戦は必至ではないか?
22日現在、カダフィ「大佐」は、リビア西部トリポリに蟠踞する少数派に陥落しつつある。軍の主力を確保しているとはいえ、すでに「トリポリ政権」を囲む形で、ベンガジと南部勢力がつめより、最終的には内戦になる。
東部部族らはベンガジを完全に制圧し、南部の有力部族も反カダフィで立ち上がった。かれらは従来から武装している。
もともとリビアは三つの国の連邦であり、強権政治の元で一本化したかに見えたが、実際は部族支配の輻輳した社会だ。
だからトリポリ政権は外人の傭兵が必要だった。
歴史的にはローマ帝国属領、オスマントルコ、イギリスからイタリア植民地となり、三つの古代部族国家が連邦を余儀なくされた歴史がある。
人種的にはアラブ人とベルベル人、南部黒人。アラブ人とベルベル人の混血がいる。イスラム教スンニ派が多数だが、キリスト教コプト教徒もいる。さて最後の決戦に挑む大佐、「殉教者として死ぬ」か?
杜父魚文庫
7302 トリポリ政権をベンガジと南部部族が包囲しつつあり 宮崎正弘
宮崎正弘
コメント