2007-12

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1337 綺麗事では政権を奪取できない 古沢襄

民主党が一月十六日の党大会に提案する方針案は福田・小沢大連立構想を否定する内容となった。来るべき総選挙で第一党となり政権交代する一点に勝負を賭けたと言っていい。<民主党が来年1月16日の党大会で提案する07年度活動報告案、08年度活動方針案...
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1336 福田的な人事発想法 古沢襄

福田首相を評して政界に人脈がないという。だから兄貴分の森元首相のいうことに耳を傾けるという脈絡になる。それは違うのではないか。この人の発想は”人ありき”ではない。”政策ありき”が先に立つ。その政策を遂行するには誰が最適かという考え方をする。...
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1335 ”無視界飛行”に備える改造人事か? 古沢襄

ここにきて一月内閣改造論が出ている。震源地は森喜朗元首相で、古賀誠選挙対策委員長、青木幹雄前参院議員会長、町村信孝官房長官らと意見を交換している。中国訪問中の福田康夫首相は「正月が過ぎて、来年の日程などをよく考えた上で考えたい」と否定も肯定...
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1334 大晦日に死ぬと 渡部亮次郎

死ぬ日を選ぶ事はできないが、大晦日に死ぬと新聞の年表には残らない。新聞の大晦日に載る年表は前日までに作られるから、その人は、その年の逝去者名簿に載らない事になる。その人の1人が牛場信彦(うしばのぶひこ)氏である。1984(昭和59)年12月...
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1333 秋田に無かった初日の出 渡部亮次郎

2007年12月30日の東京湾岸は夜来の雨も上がって快晴である。折から日本海岸は雪の舞う大荒れである。大荒れの海から上がった海の幸を東京で味わうなど、申し訳の無い話だ。初日の出(はつひので)とは1月1日(元日)の日の出(太陽が水平線や地平線...
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1332 中国では大もての福田首相 古沢襄

日本では支持率が低下傾向をみせる福田首相だが中国では大もて。新聞でも一面トップで紹介されている。反日デモで日本大使館が投石された騒動は、そう遠い話ではない。反日の国民感情が一夜で変わったとは思えない。<【北京29日共同】29日の中国紙は、日...
宮崎正弘

1331 ブッド暗殺は予想されていた 宮崎正弘

今後の焦点は「パキスタンの核兵器がアルカィーダにわたる恐れ」である。12月27日、ラワルピンジで演説を終えて車に乗り込み、群集に手を振ろうと窓を開けたところを狙撃された。彼女の父親は軍によって処刑され、二人の兄弟は、一人が狙撃され、ひとりは...
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1330 故郷で「自由人」になる 古沢襄

北朝鮮の一方的なゲーム展開となった今年が間もなく終わりを告げる。米朝交渉も米国の譲歩につぐ譲歩だったが、まだ決着をみていない。金大中・盧武鉉の親北路線のお陰でカネや食糧の援助もたっぷり戴いている。今年だけでみれば北朝鮮の瀬戸際外交の勝利と平...
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1329 ブッシュ外交の蹉跌 古沢襄

カリスマ的なイスラム穏健派の指導者だったブット元首相の暗殺でパキスタン情勢は一気に混迷の度を深めた。一月八日の総選挙は不可能であろう。支持率低下の一途をたどるムシャラフ大統領には混迷の事態を解決する力がない。イスラム過激派の跳梁を押さえる力...
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1328 標準語は使うなよ 古沢襄

新米記者になって一ヶ月たった頃だったろうか。杜の都・仙台のサツ回りをしていたが、警察の連中がどうもよそよそしい。何か敬遠されている気がした。仙台は私の父が勉学した旧制第二高等学校があった土地。母方の叔父・村田潔氏が東北大学の美学の教授をして...