2006-11

未分類

305 小沢原理主義の悲鳴 渡部亮次郎

「紀伊民報」(11月29日)によれば、木村良樹知事の辞職に伴う和歌山県知事選(12月17日投開票)の告示(11月30日)を目前に、民主党和歌山県連(岸本周平代表)が27日、候補者擁立を正式に断念した。この結果、知事選は事実上、自民、公明党が...
未分類

304 屋山太郎氏の苦言 古沢襄

旧友の屋山太郎氏がベランメー調で活躍している。三十数年も昔の話だがローマ特派員から帰国した屋山氏とは同じ派閥担当で夜討ちに明け暮れた。同じ仲間だったのが秋田弁丸出しの渡部亮次郎氏。談論風発、辛口なんて大人しいものではない。鼻っぱしが強くて向...
未分類

303 石川真澄氏の「データ戦後政治史」 古沢襄

亡くなった朝日新聞の石川真澄氏とは仙台で賭けだし記者時代を送った仲間意識がある。ともに政治記者となり疾風怒濤の六〇年安保を潜り抜けてきた。私は権力の座を目指す政治家たちの人間模様に興味を持ったが石川氏は違っていた。仙台時代にはおでん屋・三吉...
未分類

302 平沼赳夫氏と中川秀直氏 古沢襄

平沼赳夫氏と中川秀直氏は似た経歴がある。ともに養子なのだが、慶応大学の法学部出身。平沼氏は日東紡績、中川氏は日経新聞というサラリーマンを経験している。だが政治経歴はかなり違う。水と油の関係といっても良い。平沼赳夫氏は生後間もなく平沼騏一郎元...
未分類

301 日本にリニアコライダー誘致を 古沢襄

「リニアコライダー計画」といっても日本人はほとんど知らない。しかし世界の素粒子物理学者の間では久しく論議されてきたし、日本でも素粒子物理学の世界で最新の課題となっている。リニアコライダーとは、電子と陽電子のビームを衝突させ、その素粒子反応を...
未分類

300 復党のマイナス・イメージを超えるもの 古沢襄

郵政造反議員の復党話はドタバタ劇を演じて世評は芳しくないが、一応はヤマを越したとみるべきであろう。このドタバタ劇で男をあげたのは誓約書の提出を拒絶して無所属にとどまった平沼赳夫議員だとすれば、評判を下げたのは最後まで顔が見えなかった安倍首相...
未分類

299 難中の難事だった「松陰伝」 古沢襄

山口県の萩市を訪れたことがある。長州藩の私塾「松下村塾」で木戸孝允、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋など育てた吉田松陰が生まれたところである。山口県人は吉田松陰を敬愛してやまないが、これまで「松陰伝」を書くことは難中の難事とされてきた...
未分類

298 平沼氏の復党は急転直下消えた? 古沢襄

<郵政民営化法案に反対して自民党を離れた衆院議員らの復党問題で、平沼赳夫元経済産業相は25日、岡山県津山市で開かれた会合で支持者と意見交換した。平沼氏は「熟慮に熟慮を重ねている。27日に決断する」と結論を保留した。だが、その後記者団に、「変...
未分類

297 モスクワ便り(トルクメニスタン) 山田みどり

日ロ文化交流で功績があったとして外務大臣表彰を受けたモスクワの山田みどりさんは六十八歳。花好きのロシア女性を相手に日本の華道教授という伝道師の様な毎日を送っている。遠くサハリンに出向いていたかと思うと今度はトルクメニスタン。モスクワにいる日...
未分類

296 幕末と現代との共通点 古沢襄

幕末の日本をめぐる諸情勢と現在の日本が置かれた情勢には一脈相通じるものがある。ともに永らく平和を享受してきたが、外敵に備える果断な方策に欠けていた共通点がある。幕末にはヨーロッパ列強の軍艦に備える”海防思想”が薩摩藩、長州藩、土佐藩などから...