4987 中国の覇権と独裁の本質があらわに 古森義久

米中関係が一気に険しくなりました。オバマ政権としてはアメリカと中国の間に存在する本来の基本的な相違をできるだけ隠し、協調できる部分だけを宣伝するという対中協調、対立糊塗の外交政策が破綻したということでしょうか。
今回の米中対立の表面化は、中国の軍拡による台湾へのアメリカの兵器売却、そしてその措置に対する中国側のアメリカ企業への「制裁」とか軍事関連の米中交流の打ち切り示唆がまず一方にあります。
さらには中国がアメリカのインターネット企業グーグルにハッカー攻撃や言論統制を仕掛けたことへの米側の反発があります。
そしていまオバマ大統領がチベット最高指導者のダライ・ラマにに会おうとする動きに中国が激しい非難をぶつけています。
以上を要約すれば、中国側の軍拡、言論弾圧、少数民族の抑圧という特徴へのアメリカ側の反発ということでしょう。あるいはその反発への中国側の反発ともいえます。
この状態の基盤にあるのは、アメリカと中国の間にはまだまだシェアできない基本的なギャップがあるという事実です。そのギャップは中国という国家の特殊性から生じています。ごく簡単にその特殊性をまとめれば、覇権、独裁という言葉になります。
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