鳩山内閣の支持率低下はもはやニュースにはならない。いつ退陣を迫られるかが焦点となっている。同様に自民党の支持率低下もニュースではなくなった。読売新聞が行った全国世論調査では民主党も自民党も大幅に支持率を下げた。代わって「支持政党なし」が36%から50%に急増した。国民の半数が無党派層になるという異常事態を招いている。
読売調査は四月二~四日の時点で行われている。与謝野馨・元財務相らが結成する新党に無党派層の期待が集まれば、民主党も自民党もますます苦しくなる。焦点は新党が無党派層の受け皿になれるか、に懸かっている。朝日新聞など他社は新党結成後に政策・理念が明らかにされた時点を狙って世論調査を実施するのであろう。
民主党や自民党の支持率低下は重ねて言うが、もはやニュースにはならない。閉塞状態にある政治を切り開く政治勢力が生まれるか、どうかに懸かっている。
<読売新聞社が2~4日に実施した全国世論調査(電話方式)で、鳩山内閣の支持率は33%だった。
前回調査(3月5~7日)の41%から8ポイント下がり、昨年9月の内閣発足以来、初めて4割を切った。不支持率は56%(前回50%)。米軍普天間飛行場移設問題が5月末までに決着しない場合、鳩山首相が「退陣すべきだ」とした人は49%で、「その必要はない」43%を上回った。内閣支持率が「危険水域」とされる30%に近づいたことは、今後の政局にも影響を及ぼしそうだ。
支持率低下の背景には、首相、小沢民主党幹事長らの「政治とカネ」の問題に加え、普天間問題や郵政改革などを巡る首相の指導力不足や閣内の混乱があるようだ。内閣不支持の理由では、「首相に指導力がない」が44%で最も多かった。
普天間飛行場を沖縄県内の別の地域に移転させ、訓練などを県外に分散させる政府案を「評価する」人は30%にとどまり、「評価しない」は49%。ゆうちょ銀行への預入限度額を2000万円に引き上げるなどの郵政改革案についても、「評価しない」58%が「評価する」24%を上回った。
「政治とカネ」の問題では、小沢氏が幹事長を「辞任すべきだ」とする人は77%(前回78%)で、民主支持層でも57%を占めた。
一方、鳩山内閣が今年度予算に盛り込んだ主要政策に関しては、「高校の授業料の無償化」と「農家の戸別所得補償」を「評価する」人はそれぞれ54%、50%で多数を占めた。だが、「子ども手当の支給」を評価する人は43%、「高速道路の無料化」は23%で、「評価しない」が上回った。
政党支持率は、民主が前回の31%から24%に低下したが、自民も16%(前回20%)に下落。「支持政党なし」は36%から50%に急増した。参院比例選での投票先は、民主22%(同25%)、自民19%(同22%)。みんなの党は、政党支持率が4%、投票先は5%で、いずれも民主、自民両党に続いた。
民主党が参院選の結果、参院で過半数を「獲得する方がよい」は31%(同33%)にとどまり、「そうは思わない」は57%(同57%)。最も重視したい争点は、「景気や雇用」36%、「年金など社会保障」26%、「消費税など税制改革」12%、「少子化や子育て」「政治とカネ」各8%などの順だった。(読売)>
<読売新聞社の全国世論調査(電話方式)で、昨年9月の発足当初75%を記録した鳩山内閣の支持率が33%にまで落ち込んだ要因としては、「支持政党なし」の無党派層や民主支持層でも、「鳩山離れ」が進んでいることが大きい。
内閣支持率は幅広い層で下落している。女性の支持率は29%で、比較的高かった男性も初めて40%を割る37%となった。発足当初80%以上が支持した20歳代は今回、36%に低下した。特に無党派層では、発足当初は60%が支持していたが、今回は19%。頼みの民主支持層でも、内閣支持率は81%(前回3月90%)に下落し、初めて9割を切った。
民主党の支持率も、昨年9月の51%から今回は24%に下がった。民主党支持が激減し、さらに支持層の離反も進むという事態に陥っている。鳩山首相が5月末までに決着させると明言している普天間問題では、民主支持層の中でも、決着しない場合、「(首相は)退陣する必要はない」が65%を占めたが、「退陣すべきだ」も30%に達した。
一方、今夏の参院選での投票先を見ると、民主党は1月定例調査の35%から22%(前回25%)に目減りした。民主党にとって救いは、自民党の低迷が続いていることだ。
ただ、今回、回答者全体の半分を占めた無党派層の約7割は投票先を決めていない。みんなの党が支持を伸ばしているうえ、与謝野馨・元財務相らが結成する新党にも期待が集まれば、民主党はますます苦しくなると見られる。(読売)>
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5310 鳩山内閣支持率が急落33%…読売調査 古沢襄
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