9091 習近平氏に人権弾圧抗議 古森義久

中国の次期の最高リーダーがいよいよアメリカ訪問です。米中関係はどう動くのか。以下のような動きもアメリカ側にあることを注視したいです。
〔ワシントン=古森義久〕中国の習近平国家副主席は14日からの公式の米国訪問を始めるが、米側では議会や民間団体がいっせいに中国当局の人権弾圧への抗議を習氏に示す構えを明らかにした。
議会では同氏のオバマ大統領との会談にタイミングを合わせて中国政府に民主活動家らの身柄解放を求める公聴会を開くこととなった。
今年中には中国共産党総書記就任が確実とされる習氏は13日に米国に着き、14日にホワイトハウスを訪れて、バイデン副大統領やオバマ大統領と会談する。
オバマ政権は習氏来訪では米中間の経済面での協力を最も顕著に強調する姿勢だが、米側一般ではこのところ中国に対し経済、安保、人権の各分野での批判が高まっている。議会ではまず超党派の上下両院議員が「中国に関する議会・政府委員会」の公聴会を習氏のホワイトハウス訪問の日に故意に合わせて開き、中国当局の人権弾圧を非難することとなった。
同公聴会は中国の著名な人権活動家で現在、当局に拘留されたままの弁護士の高智晟氏の処遇を主題とし、証人には高氏の妻の耿和さんや中国内に新政党を結成しようとして懲役10年の刑の処された民主活動家の郭泉氏の妻の李晶さんらを招いた。当然、証人と議員の両方から高弁護士の即時解放が求められると予測される。
一方、下院の外交委員会や人権擁護委員会のメンバーのフランク・ウルフ議員(共和党)ら超党派の5議員は10日付でオバマ大統領に書簡を送り、同大統領が習副主席に中国政府の人権弾圧政策を非難して、現在、拘留されている高氏や郭氏、ウイグルの民主活動家のアルムジアン・イミチ氏ら合計6人の即時釈放を求めることを要請した。
中国の人権弾圧を恒常的にモニターしている民間の国際人権団体「中国人権」も10日に声明を発表し、オバマ政権に対し習氏に人権問題を必ず提起し、政権に反対しただけで投獄された政治犯らの解放を求めることを要求した。同団体は習氏のワシントン滞在中、中国大使館などに人権問題で抗議するデモ行進をも実行する予定だという。
         
杜父魚文庫

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