9273 <速報>薄き来(重慶市党書記)を解任  宮崎正弘

後任は張徳江(副首相、元広東省省長)朝鮮留学の変わり種。
15日、薄?来の事実上の失脚が伝えられた。共青団の捲土重来との解釈も出来るが、後任が張徳江、江沢民派であり、バランスがとられた。
張徳江は北朝鮮「金日成総合大学」に留学した変わり種。エンジニア卒業が多い党指導層のなかで、学閥によらない政治家として広東省党書記などを経験し、副首相。つまり、相当の大物である。なにを今更、重慶のような田舎にという観があるが、各派のバランスを計っての人事であろう。
張徳江は昨年七月の温州における新幹線事故では責任糾明の現場責任者として派遣された。鉄道省は江沢民派の利権の巣窟だから、共青団としては「毒には毒をもって制す」のたとえ通りかと囁かれた。
【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、共産党中央は15日、次世代指導者の一人と目されてきた重慶市の薄煕来市党委員会書記(62)の職を解き、後任に張徳江副首相(65)を指名した。現時点では、薄氏は党中央政治局員の地位に留まっているもようだが、今後、閑職に追いやられる可能性もある。
2007年に重慶市トップに就いた薄氏は、遼寧省長時代の部下だっだ王立軍氏を呼びよせて公安局長に据え、反黒社会(マフィア)キャンペーンを展開させて脚光を浴びた。今年2月、その側近中の側近が、四川省成都市の米国総領事館に駆け込み、拘束される事件が発生。王氏は、職権乱用などの疑いで取り調べを受けているとされる。
薄一波元副首相を父に持つ薄氏は、胡錦濤国家主席率いる派閥(共青団派)と政策的に対立する保守派として知られてきた。香港紙によると、胡主席は内部会合で王氏を「国家と共産党に対する裏切り者」と評した。温家宝首相も14日の記者会見で「真剣に事件の教訓をくみ取らなければならない」と述べ、薄氏らに反省を促していた。
腹心が起こした事件の責任を取らされた形だが、今秋開かれる党大会における薄氏の最高指導部入りは、さらに厳しくなったとみられる。今後の処遇次第では、薄氏と同じ元高級幹部子弟で構成する太子党グループの習近平副主席の権力基盤へも影響を及ぼす可能性がある。(産経)
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