10361 十八党大会直前、王洋(広東書記)が意欲的な論文を発表   宮崎正弘

大胆に「胡錦涛の政治遺産により広東省は『広東幸福』を実現した」(人民日報)。8月24日付け「人民日報」に王洋(広東省書記)が寄稿している。
題して「走広東特色的科学発展之路」。中味は胡錦涛政権の十年を礼賛、胡錦涛の経済発展の基礎理論である「科学的発展観」を激賞し、この路線を忠実に守って努力した結果、広東は「広東幸福」と言えるようになった、と。
「ただし経済の産業分野別に凹凸はあるうえ、国際金融危機にも直面したが、広東は牢固として『科学的発展観』に準拠し、一致団結、統一思想のもとで、進取の精神取り入れた結果、順当は経済発展を達成した」とする。
成功の原因は「(1)改革開放思想の正しさ、(2)中国的社会主義市場の堅持、(3)産業の転換に力点を入れ、(4)人民の福祉を心がけ、(5)党の根幹が企業管理をしてきた」からであるとする。
中味はあくまでも抽象的で曖昧、よくよく文章を咀嚼しようにも、何を言っているのかよく分からないという「特色」がある。いや、これこそが王洋的特色的科学的発展観かも。
北京筋の情報に寄れば、王洋はこの論文で胡錦涛を激賞することにより、はっきりと上海派との距離を明確にして、次期中枢入りを確実なものとする狙いがあるという。(註 王洋の「王」はさんずい)
杜父魚文庫

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