10640 中国の国際的女優チャン・ツーイー(章子蛤)醜聞、その後 宮崎正弘

マスコミ三誌を名誉毀損、営業妨害で訴えたが、本人は出廷せず。VOAは10月4日、チャン・ツーイー醜聞の裁判がロスアンジェルスで5日から開廷されると報じた。
これは女優のチャン・ツーイーが、薄煕来と、その大スポンサーであった徐明(大連実徳集団CEO)との「共有情婦」であり、薄と徐明が拘束、査問の最中、チャン・ツーイーにも、「出国を禁じられた」と報道されたことが「名誉毀損」「営業妨害」「プライバシーの侵害」として、商業的損害75万ドルを支払えと訴えたもの。
実際にチャン・ツーイーは香港に居住しており、その後海外へ出国した消息はない。
訴えられたメディアは香港では「りんご日報」と「週刊壱」。米国ではネット媒体の「博訊新聞網」。しかし「博訊新聞」は本社が米国ノースカロライナ州にあり、裁判がカリフォルニア州で行われ、かつ、原告が出廷しないのは、おかしい裁判ではないか、としている。
主任弁護士のジョン・メイソン弁護士は「チャン・ツーイー本人が原告席に立たなくとも、裁判は成立する」と強気で、「誤報と誹謗中傷による彼女の商業的ダメージは75万ドル相当」と英紙「ディリー・テレグラフ」に語っている(9月30日)
中国共産党中央は9月28日になって、ようやく薄護煕来の処分を決めた(党籍剥奪)。その理由は「収賄、汚職」のほかに「多数の女性との不適切な関係」とされた。その「多数」のなかに「章」という女優が含まれたと指摘されたらしい。
もっとも大連実徳集団の徐明は自家用飛行機で世界を飛び回る新興成金で、大連市長時代からの薄と親しく、薄の息子の英国、米国留学費用ほかの面倒をみたうえ、薄夫人で英国人殺害で死刑判決の出た「谷開来」の北京事務所の共同出資者でもあり、ともかく薄が大連市長、遼寧省長、商工部長(商務大臣)から重慶書記と出世するにつれ、かれの会社も肥大化、飛躍し続けた。このため数々の癒着が噂されたばかりか、愛人を共有した。
チャン・ツーイーの大スキャンダルも、徐明の自家用飛行機を何回か使った履歴があるため、こうした流れの中から報道されてきた。(註 チャンツーイーの中国名「章子蛤」の「蛤」はりっしんべん)
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました