13417 カーター元米大統領が訪朝を検討   古澤襄

<【ワシントン=小雲規生】カーター元米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の招待を受け、訪朝を検討していることが22日、分かった。
国務省関係者が明らかにした。北朝鮮で拘束された韓国系米国人男性の引き渡しなど人道上の問題を協議することが目的で、北朝鮮には米国との対話姿勢を対外的にアピールするねらいがあるとみられる。
カーター氏は22日、ケリー国務長官とライス大統領補佐官(国家安全保障担当)と会い、訪朝計画について協議した。昨年11月に北朝鮮で拘束され、北朝鮮の体制を転覆しようとしたとして労働教化刑(懲役)15年の判決を受けた韓国系米国人、ペ・ジュンホ氏の取り扱いについて話し合ったもようだ。
北朝鮮は昨年以降、長距離弾道ミサイル発射や核実験などの挑発行為を繰り返してきたが、4月からは飯島勲内閣官房参与の訪朝受け入れや南北協議再開などで対話姿勢を示している。今回、金第1書記がカーター氏の訪朝を要請したのも対話の意思を示す戦略の一環とみられる。
カーター氏はこれまでも北朝鮮との橋渡し役を務めてきた。2010年の訪朝では、北朝鮮で拘束された米国人男性とともに帰国。11年に訪朝した際は平壌から直接ソウル入りし、金正日(キム・ジョンイル)総書記のメッセージを韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領に伝えた。ただ、この訪朝では金総書記との会談は実現せず、今年5月に訪朝が持ち上がった際は訪朝自体が実現しなかった。
このためカーター氏はオバマ大統領や国務省と協議のうえ、訪朝について検討している。また米国が北朝鮮に核開発放棄に向けた具体的な行動を求める一方、北朝鮮は核保有国としての承認を求めるという構図に変化はなく、訪朝が実現しても、米朝間の対話が大きく前進するかどうかは不透明だ。(産経)>
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