14104 日韓外相会談、物別れ  古澤襄

■APECでの首脳会談見送りへ
<【ニューヨーク=黒沢潤、水内茂幸】訪米中の岸田文雄外相は26日午後(日本時間27日未明)、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相とニューヨーク市内のホテルで会談し、韓国が発動した福島県など8県の水産物輸入禁止措置について「科学的な根拠を踏まえてほしい」と述べ、禁輸の早期撤回を求めた。尹氏は「避けられない措置」と反論、逆に歴史認識問題を取り上げ「過去の傷を治癒していこうとする勇気あるリーダーシップを発揮することを期待したい」と述べた。
日本側は安倍晋三首相と朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談の早期実現を求めたが、会談では両国の溝の大きさが目立つ形となった。このため日本政府は、10月7、8両日のインドネシア・バリ島でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた日韓首脳会談開催を見送る方針だ。
首脳会談について、岸田氏は外相会談後、記者団に「何も決まっていない」と述べた。菅義偉(すが・よしひで)官房長官も27日の記者会見で、日韓外相会談の結果を受けて「まず事務レベルで会談を続けていくことの方が大事だ」と述べ、再開を急がない立場を強調した。
両外相の会談は、7月のブルネイに続き2回目。
会談で岸田氏は、戦時中に朝鮮半島から徴用された韓国人らが賠償を求めた訴訟について、日韓請求権協定で解決済みとの立場を強調。尹氏は「裁判が進行中だ」と述べるにとどめた。
逆に尹氏は慰安婦問題に触れ、「解決に向け努力してほしい」と述べ、従来とは異なる新しい提案をするよう求めた。岸田氏は安倍内閣が歴史認識をめぐる歴代内閣の立場を引き継いでいることを説明し、「首相も心の痛みにいろいろな機会で言及している。しっかり受け止めてほしい」と述べた。(産経)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました