14734 日本の民間機にスクランブルをかける可能性   古澤襄

米国のB52戦略爆撃機2機が中国への事前通報なしに沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)上空を飛行したことによって、東シナ海に防空識別圏を設定した中国は面子を傷つけられたことになる。国内から批判が出ることを怖れて中国当局は27日現在、いかなる抗議声明も出していない。
対応策を鳩首協議しているのであろう。
考えられるのは、米国との軍事衝突を避け、日本の民間機にスクランブルをかけて中国基地に強制着陸ことではないか。国際批判を受けないために民間機に攻撃を仕掛けることはあるまい。
そのうえで乗客は釈放し、民間機とパイロットを拘束する可能性がある。このような事態が発生したら、日本政府はどう対応するのか。いまから考えておく必要がある。
■米国は中国の識別圏設定を容認しない構え、米軍爆撃機が事前通報なしに尖閣上空飛行
[ワシントン 26日 ロイター]米国防総省当局者は26日、米軍のB52戦略爆撃機2機が米東部時間25日夜、中国への事前通報なしに沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)上空を飛行したと明らかにした。
中国は週末に尖閣諸島上空周辺を含む東シナ海に防空識別圏を設定。米軍爆撃機の識別圏通過に、これまでのところ中国側は反応していない。
米ホワイトハウスのアーネスト報道官はオバマ大統領が訪問しているカリフォルニア州で記者団に対し、中国が東シナ海に防空識別圏を設定したことについて「不必要に対立をあおる」とした上で、「こうした問題は脅しや対立を激化するような表現を通じて対処すべきではなく、外交的な解決が可能であり、そうすべきだ」と述べた。
国防総省当局者によると、今回の飛行は以前から計画されていた訓練の一環で、爆撃機は武器を積んでいない非武装の状態で飛行した。米国は飛行により、中国による防空識別圏設定を容認しない考えを示したものと言える。
国防総省の報道官、スティーブ・ウォレン大佐は「尖閣諸島付近でオペレーションを実施した。通常の手続きに引き続き従っており、飛行計画の通知や事前の無線連絡などは行っていない」としている。
国防総省は訓練について、「グアムを飛び立ち、グアムに戻ってくる2機の飛行を含む」としている。同大佐によると、米軍機が中国機の監視やコンタクトを受けることはなかった。
<日本の航空2社も飛行計画提出せず>
一方、ANAホールディングス と日本航空(JAL) の航空大手2社は、中国当局への飛行計画提出を27日から取り止めると明らかにした。
日本政府は航空各社に飛行計画を提出しないよう求めており、政府の要請に応じた格好。
中国は航空各社に対し、飛行計画を提出しなければ軍用機の妨害を受ける恐れがあると迫ることで、防空識別圏における中国の支配権を事実上認識させることを狙っている。(ロイター)>
杜父魚文庫

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