15127 張成沢氏処刑:妻の金敬姫氏に死亡説   古沢襄

■韓国の情報機関が一時「自殺」「心臓まひ」などと判断 治療のため海外に滞在している可能性も
北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔母で、先月12日に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の妻だった金敬姫(キム・ギョンヒ)朝鮮労働党書記が自殺、あるいは死亡した可能性が高いことが、5日までに伝えられた。
ある韓国政府筋は5日「ここ最近、金敬姫氏は外部に姿を見せておらず、どこにいるのかも確認されていない」とした上で「張成沢氏の処刑直後、金敬姫氏が自殺、あるいは心臓まひなどで死去したという有力な説が広まっており、今も鋭意注視している」と述べた。
この政府筋はさらに「(韓国の)情報機関は一時、金敬姫氏が死去したと判断していたが、現時点ではそれが本当かどうか最終確認はできていない状態だ」「治療を理由に中国など海外に出ている可能性についてもさまざまな方面から把握を行っている」と明らかにした。
別の韓国政府筋は「金敬姫氏についてはさまざまな臆測が出ているが、今はまだそれらを確認できる段階ではない」と述べた。
金敬姫氏は故・金正日(キム・ジョンイル)総書記のただ一人の妹で「白頭血統」と呼ばれる故・金日成(キム・イルソン)主席家系のシンボル的存在だ。そのため金敬姫氏に何らかの問題が発生した場合、現在の金正恩体制にとってもかなりの打撃になるとの見方もある。
金敬姫氏は昨年9月9日、北朝鮮政府樹立65周年記念軍事パレードに姿を見せ、9月10日には金正恩氏・李雪主(リ・ソルジュ)氏夫妻と共に人民内務軍協奏団の公演を鑑賞したが、これを最後に姿を見せていない。
金敬姫氏は昨年12月14日に行われた金国泰(キム・グクテ)朝鮮労働党中央委員会検閲委員長の葬儀では葬儀委員の中に名前があり、また夫の張成沢氏が粛清された際にも健在を誇示したが、金正日総書記の死去2周年(12月17日)行事には姿を見せなかったため、「昏睡(こんすい)状態説」や「自粛説」などを指摘する声も相次いでいた。
1946年生まれの金敬姫氏は今年68歳で、処刑された夫の張成沢氏との不和や娘の自殺により、アルコール依存症やうつ病などに苦しんでいたと伝えられている。
金敬姫氏は2011年、治療のため一時モスクワに滞在していたことが分かっている。上記の韓国政府筋は「金敬姫氏がモスクワで足の指の治療を受けていたのは確かだが、実際は心臓病や認知症の治療を受けていたとの見方もある」と明らかにした。
金敬姫氏は2012年にも「治療のためシンガポールに滞在していた」とする説が広まっていた。(韓国・朝鮮日報)>
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